Photoshop Practitioner 日記 fromチェンマイ

チェンマイ(タイ)から発信、日記など。

天使の歌声?Sarah Brightman VS Lisa Gerrard

Filed under 音楽

忙しくてすっかり更新が停止しております。このブログの仕様で、一ヶ月投稿しないと一番上に広告がデカデカと表示されてしまうので、前も一度やったような記憶があるが、とりあえずの苦肉の更新です。一言「忙しい!取りあえず更新!」って入れておけばいいのだが、そういうの苦手でさ。インターネットで仕事するものとしてのちょっとしたこだわりといいますか。ブログ記事には何らかの情報ないと、とか思っちゃったり。

時間ができたら東京訪問ダイジェスト版をしたいのと、それからこの前バンコクいってきたので初体験のお店の話もしたいのだが。
といって、ウヤモヤになっちゃうことが多いので、更新するかどうかはわからんが(^^;

てわけで!

久々の更新は、またまたウケない音楽の話でーす!!わーい!

昨日偶然、サラ・ブライトマンがリサ・ジェラルドのSanvean(サンヴィーン)を歌っているビデオを発見しちゃったのよー!サラ・ブライトマンったら天使系(絶対に実物は小悪魔)の声で、あの歌はムリだろうと思ってダウンロードしてみたら、やっぱり想像した通りであった。キラキラ輝き過ぎ。ピュア過ぎ。女々しい。天使というかキューピット・ライク(フランダースの犬の最後の場面で飛んでるエンジェルみたいなやつ)というか、重さ一切ナシ。リサ・ジェラルドの歌声の荘厳さとか空気の揺れ方とか、その辺があの歌の魅力でもあるからして、それがはぎ取られたサラのバージョンは、ただ単純に美しいだけで、後に残るものがない印象でした。



以前にも同じビデオを貼ったけど、こっちがリサ・ジェラルドのSanvean。冒頭のインタビューの訳は、簡単ですがこのブログの過去記事「天空のリサイタル」にあります。


リサ・ジェラルド→映画「BARAKA」→神話の力→Ashes and Snow→またリサ・ジェラルドと、このブログではこの辺りで堂々巡りをしています。この辺の関連はタグを辿ることで繋がるのですが、そんなどうでもいいことを繋げている人は、どうしようもない暇人なので、生活の見直しをしましょう。

て、ワシが言うか?

映画「BARAKA」といえば、あれは時々思い出したようにして繰り返し観ています。あれを鑑賞すると、切ないくらいに何もかもが愛おしくなり大切にしたい気持ちになるのです。チェンマイの夜店でボったくてきたおねーちゃんも、ワシの白いシャツをピンクに染めてくれた洗濯屋も、意地でも車線変更させてくれなかったあのピックアップトラック運転手も、砂糖を入れないでといったのに甘味たっぷりのアイスコーヒーを出してきたカフェのおにいちゃんも、みんな兄弟に感じてしまう不思議な映画です。思わず「手〜のヒラを太陽に〜〜すかしてみ〜れ〜ば〜あ♪」と歌いたくなります。(映画「BARAKA」について書いた過去記事

話が脱線してきたところで、さて、仕事続けよっと・・・





このページのトップへ

伝説のジャクリーヌ・デュ・プレ

Filed under 音楽

●ジャクリーヌ・デュ・プレと、エルガーのチェロ協奏曲



長男がチェロを習い始めた頃、名演奏をいっぱい聴いてね、とチェロの先生が貸してくれたDVDのひとつに、ジャクリーヌ・デュ・プレが演奏するエルガーのチェロ協奏曲がありました。それをワシは息子から取り上げ、何度見たかわかりません。ほんと、ぶっ飛んだのです。なんという情熱、気迫!チェロと完全に一体化してるというか、身体の一部。気がつくと音楽とすっかり溶合って、演奏者と楽器と音の境界線が消えている。この曲の悲しさをとことんまで引き出していて、魂を鷲掴みにされます。
天才チェリストとして頂点にいたところで、多発性硬化症という難病で身体が不自由になり、演奏家としての生命を絶たれたのが若干27歳。類い稀な才能と情熱とあまりにもドラマチックな運命。デュ・プレのチェロ協奏曲を聴くと、必ず涙がジワ〜〜と溢れてきてしまうのは、ほぼ条件反射っす。

彼女の演奏をほんの数フィート離れたところで見た私は本当に、見事にノックアウトされました。それはあまりに美しく、霊感に富み、魔法みたいで私は彼女に話し掛けることすらできませんでした。もちろん誰も口を開く者はいませんでした。
ーーロンドン交響楽団のコンサートマスター、ヒュー・マグワイア

クラシック音楽資料館、エルガー : チェロ協奏曲より引用


ジャクリーヌ・デュ・プレ:エルガーのチェロ協奏曲、第1楽章
1.jpg2.jpg3.jpg
Convert»» PC/iPod - Mobile - MP3 - IMG
Powered by TubeFire.com

1楽章と2楽章は繋がってるので、↑コレだけ聴くと、なんか尻切れっぽいっすが。指揮者はジャクリーヌの夫、ダニエル・バレンボイム

さて、下のビデオは、天下のヨーヨーマの演奏によるエルガーのチェロ協奏曲。指揮者も上のデュ・プレの演奏と同じ、彼女の夫のダニエル・バレンボイム(随分お歳を召されました)。ヨーヨーマはデュプレが亡き後に彼女のチェロ、ダヴィドフ・ストラディバリウスを引き継いだのだが、この演奏でダヴィドフを使ってるのかどうかは、素人のワシにはわかりません。思いっきり比べてやってください(笑)ヨーヨーマも大御所様ですから、もちろん素晴らしいのです。きっと楽譜にも忠実です。もうちっとで射○しちゃうんじゃないかとハラハラするほど、ノリノリです。でもデュ・プレの演奏に親しんでしまうと、なんか物足りないのです。

ヨーヨーマ: エルガーのチェロ協奏曲、第1楽章
1.jpg2.jpg3.jpg
Convert»» PC/iPod - Mobile - MP3 - IMG
Powered by TubeFire.com


ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ デラックス版最後に、ジャクリーヌ・デュ・プレを紹介する上で、外せないのが映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ  (原題;Hilary and Jackie) 」この映画はどこまで「ほんとう」なのかはわからんのだが、また、なんでこういうアホな邦題をつけたんだか。いつもの事ながら邦題というやつにはガッカリさせられます。で、映画のほうはジャクリーヌの姉ヒラリーとのソウルメイトな関係を基盤においた物語。かなりスキャンダラスな部分があって、あそこまで病的だったとは考えにくいものの、ジャッキーが夫のバレンボイムに「チェロがなくても私を愛してくれた?」と質問し、その返答が「ばかだなあ、チェロと君は一体じゃないか」みたいな反応で傷つき、チェロのない自分は愛されないという苦悩を抱えて精神状態がどんどん崩れていく様子は、実際にあったのかもしれないなあと思う。実際、発病後バレンボイムは愛人を作り子どもまで作って(相手の女性はなんとギドン・クレーメル前妻だって)42歳でジャクリーヌが他界した翌年に再婚しています。天才チェリストは、その輝きと名声の裏で、ほんとうは孤独で愛に飢えていたのかもしれないっすね。つーわけで、またエルガー聴くときに涙でちゃいますねえ。下は映画のトレイラーです。
Trailer - Hilary and Jackie
1.jpg2.jpg3.jpg
Convert»»  PC/iPod - Mobile - MP3 - IMG
Powered by TubeFire.com


オススメ:
伝説のチェリスト・ジャクリーヌ・デュ・プレ
EMIミュージック・ジャパン
デュ・プレ(ジャクリーヌ)(アーティスト)フォーレ(作曲)ブルッフ(作曲)エルガー(作曲)パラディス(作曲)シューマン(作曲)ロンドン交響楽団(演奏)ウィリアムス(ジョン)(演奏)ムーア(ジェラルド)(演奏)ジェイスン(ロイ)(演奏)エリス(オージアン)(演奏)
発売日:1999-10-08
コメント: 彼女はチェロの可能性を広げた天才/力強い低音/ デュ・プレの名演集



ジャクリーヌ・デュ・プレの想い出
EMIミュージック・ジャパン
デュ・プレ(ジャクリーヌ)(演奏)
発売日:2005-09-14
コメント:ジャッキーは何て早く死んでしまったんだろう。/ 惜しむより感謝すべき/忘れられない音色


ジャクリーヌ・デュ・プレの想い出からクリップ
1.jpg2.jpg3.jpg
Convert»»  PC/iPod - Mobile - MP3 - IMG
Powered by TubeFire.com


オマケ:ジャクリーヌの名前がついたバラもあります



このページのトップへ

沈める寺

Filed under 音楽

●ドビュッシー前奏曲集第1巻10番「沈める寺」〜共鳴する和音の波にのまれて

前奏曲集第1巻の10曲目の「沈める寺」数あるドビュッシーの宝石のような曲の中で、もっとも好きな曲のひとつです。フランスの古い言い伝えイースの伝説(記事の下のほうの過去記事からの転載を参照ください)が背景にある。響き渡る大聖堂の鐘の音と祈りの声、海から浮かび上がりその姿を見せる美しい教会、そして再び海の中に厳かに姿を消し静寂が戻る・・・という情景が立体的に目に浮かぶような幻想的な曲ですよね。変化していく和音が幾重にも幾重にも重なって共鳴して神秘的で、んでもって、ああなんという色彩!!
楽譜見た事ある??まるで団子屋っす。ええ、串にささったお団子たち!それもだんご三兄弟じゃなくて、あんた。一串に7個とかよ!指は片手に5本しかないのよ!一本の指で二つの鍵盤叩かないと指足りないんだってば、こにゃろめ!ちなみに全音のピアノピースの難易度もD!速弾きも、超技巧っぽいものもないのに難易度D!ドビュっちったらもう天才!

Michelangeli - Debussy - La Cathedrale engloutie
1.jpg2.jpg3.jpg
Convert»» PC/iPod - Mobile - MP3 - IMG
Powered by TubeFire.com

つーわけで、沈める寺を弾く、地球防衛軍のようなマンガちっくなおっさんは、今は亡きミケランジェリ様です。

Youtubeが不調な方は(チェンマイの人とか(^^;)、ウチのフォトコラージュ・ギャラリー「イースの伝説」で演奏曲を利用させて頂いている 小栗克裕先生のMP3で。→クリック

【旧ウエブサイト、2002年3月の日記に掲載。後にフォトコラージュ・ギャラリーに「イースの伝説」として転載】

イースの伝説について

「バルザス・ブレイズ(ブルターニュの歌)」(5〜6世紀の口承物語集)より

ブルターニュ南部のコルアイユの善良な王グラドロンは、溺愛していた美しい娘ダユーの為にイースの都を建設しました。イースは海面よりも低い土地に建設されたため、立派な水門と堤防に守られていました。ダユーは放蕩で悪徳の限りをつくし、彼女の治める都は欲と快楽の上に繁栄していました。美しいダユーに求婚する男性は数知れず、彼女と一夜を過ごした男性は魔法によって無惨にも殺され海に捨てられていました。ある日、頭から足の先まで赤の衣装に身を包んだ不思議な王子が現れます。今までの男とはまったく違うこの男は、この堕落した町に罰を与えるべき登場した神の使いでした。ダユーは恋に落ち、男の要求通りに、王が首にかけていたイースの水門の鍵を盗み出してしまいます。それと同時に、繁栄した都は一瞬のうちに、海底に沈んでしまいました。それからというもの、人魚になったダユーは、その魅惑的な歌声で男たちを海に誘い出しました。人魚ダユーの姿を見たものは、決して生きて戻ることはなかったといいます。
海底に眠るイースの都は、グラドロンの教会でミサが行われなくなるとき、この世のものとは思えないほど美しい姿で浮上してくると言われています。パリ(Par-Is)は、「イースのような」という意味から名づけられました。

当時のブルターニュ地方はアルモリカ(海の国)と呼ばれており、ケルト難民が大勢押し寄せていました。この地に伝わる伝説には、ケルト神話的なものが数多く残っています。19世紀にヴィルマルケによって「バルザス・ブレイズ」がまとめられ出版されました。

ドビュッシー作曲の「沈める寺」は、この「イースの伝説」が元になっており、グラドロンの教会での祈りの声とイースが浮上するその姿、そして鳴り響く教会の鐘の音を表現したものです。なんとも幻想的なプレリュードではありませんか。






このページのトップへ

ラフマニノフの映画「ライラック(ある愛の調べ)」

Filed under 音楽

あえて、原題を訳したタイトルを載せてみました。だって、邦題ったら・・・

ラフマニノフ ある愛の調べ

なにそれ!!!!!!? 「ライラック」が、どこをどう訳したら「ある愛の調べ」になるわけ??いい加減にせい!日本の映画配給会社はこういう系統のタイトルが好きなようである。勝手にイメージ作られて全く迷惑なこっちゃ。

ちゅーわけで、とんでもねー俗な邦題がついて、タイトルでズッコケてしまうラフマニノフのラブ・ストーリー映画が公開になるらしいっての!こういう映画はチェンマイで見られる可能性はゼロです。はい、ゼロです。チェンマイはドンパチ系のハリウッド映画か、大変シュミの悪いホラー映画ばっかり。見たいと思う映画は滅多ナイです。

内容のほうは、どうやら天才ラフマニノフの完璧ラブストーリーで、ロシア革命からの亡命と祖国への愛、彼ほどの偉大なアートな男ならまあ許せちゃう女性遍歴のいろいろ?ある程度の真実を含むとしても、多分フィクションなんでしょう。何にしても、映画一本丸々ラフマニノフというのは、ファンにしたら飛び上がり級に嬉しいものです。映画といえば、ピアノ協奏曲3番が重要な位置に登場する「シャイン」もラフマニノフ・ファンには悶絶モノであったと思います。(もちろん千秋が弾くピアノ協奏曲2番も忘れてはイケマセン)今度は甘く切なく、予告編を見る限りでは、泣いてもいい・傷ついてもいい・・・だから「ワシもその女遍歴の一人に加えろ!!!!」と叫びたくになるに違いないような雰囲気であります。

予告編はピアノ協奏曲2番/第一楽章の出だしから。いつ聴いてもカッコ良すぎる世紀の名曲です。予告編がラブストーリー部分に突入すると、曲がパガニーニの主題による狂詩曲」第18変奏に変わります。この曲、やっぱしすっげ美しいのう。ラフマニノフが今生きていて、ワシの目の前でこの曲を演奏してくれたら、曲が終ると同時に心臓止まっても悔いないです、ほんと。

ワシはこの映画みられるのか???来月19日から公開!!DVD出るのかな〜〜〜〜(涙)



映画の原題が「ライラック(リラ)」であるので、コレが関係ないわけないと思うんですけど。映画中には使用されてないようですね。
ラフマニノフ自身が演奏する「リラの花 (Lilacs op.21 no.5)」

Rachmaninov plays Rachmaninov: Lilacs op.21 no.5
1.jpg2.jpg3.jpg
Convert»»  PC/iPod - Mobile - MP3 - IMG
Powered by TubeFire.com




このページのトップへ

The Beatitudes / Arvo Part(アルヴォ・ペルト)

Filed under 音楽

●深遠、静謐・・・アルヴォ・ペルト ビアティチューズ(山上の垂訓) The Beatitudes、Arvo Part

「世界は音なり ナーダ・ブラフマー」というインドの聖典の言葉があるが、世界は振動していて音(vibration)に満ちており、人は音を通して大宇宙の原理に触れる。実際、ワシら自身も震動の固まりであるので、音そのもの。波動がぴったりと合う音楽に触れると、魂が震えてきて共鳴し,大きなうねりになる。思わず、身体を脱ぎ捨てて,この音と一体になってしまいたいという感覚に襲われたりするのであった。

何度聴いても鳥肌がボツボツと発生してしまう曲のご紹介でございます。別に前もって宣言しておくほどのこともないが念のため、ワシはクリスチャンではありません。でも教会音楽スゲー好き(クリスチャンポップじゃないよ)。教会音楽のためなら、ソルトレイクシティのモルモン教会まで足を踏み入れてしまう根性もあります(てか見事なのよ、あそこのパイプオルガン。)んで、本日の曲はアルヴォ・ペルトのThe Beatitudesです。ペルトの曲の中で特に名曲とされて注目されているわけでもない小曲です。詩はタイトルの通り、新約聖書のマタイの福音書から「山上の垂訓」として知られる「心の貧しい人々は、幸いである」など8章からなる幸福の説教です。ペルトと信仰は切っても切れないものがあるので、歌詞への理解もなければ曲は味わえないかもしれんのだが、まあそこはクリスチャンじゃいやつがわからんくせに聴いてるっちゅーので勘弁してもらうってことで。

まずは歌詞

The Beatitudes (St Matthew 5:3-12)
Blessed are the poor in spirit,
 for theirs is the kingdom of heaven.
Blessed are they that mourn,
 for they shall be comforted.
Blessed are the meek for they shall inherit the earth.
Blessed are they which do hunger and thirst after righteousness
 for they shall be filled.
Blessed are the merciful,
 for they shall obtain mercy.
Blessed are the pure in heart,
  for they shall see God.
Blessed are the peacemakers,
 for they shall be called the children of God.
Blessed are they which are persecuted for righteousness' sake
 for theirs is the kingdom of heaven.
Blessed are ye
 when men shall revile you
 and persecute you
 and shall say all manner of evil against you falsely
 for my sake.
Rejoice
 and be exceeding glad,
 for great is your reward in heaven,
 for so persecuted they the prophets which were before you.
Amen


バックにはオルガンが流れているんだけど、最初のうちはそれが聞こえるか聞こえないかくらいの微かな音である。それぞれ章の出だしの言葉「Blessed」は美しい不協和音で伸ばされて強調される。ヘ短調で始まって、ペルトお得意の反復する音が少しずつ変化して淡々と進んでいく。歌の中で、ネガティブな言葉「persecute」「evil」「falsely」「revile」などは不協和音で歌われ、「rejoice」「glad」「heaven」などはキレイなハーモニーだ。で、たいした抑揚もなく進んできた曲が「Amen」で一気にクライマックスになる。ソプラノとバスがそれぞれ上下で一定の音をドローンし、中でアルトとテノールが、メロディを取る。アーメンが歌い終わるやいな、そこで今までずっと静かに歌と溶合いながら流れていたオルガンの音が一気に溢れ出てくる。この曲は最後の一言のために作られたんじゃないかと思うほど(笑)オルガンは低音と高音の一定の音をドローンしつつ、徐々に下降しながら登場したコードを逆行し、果無く消えていく。オルガンの最後の音が消えてからも曲は終了せず、しばらく音のない余韻を味わう。シンプルな音の積み重ねと反復の中の見事な美しさに感動し、ノックアウトされてしまうのである。

この曲のiTunesダウンロードはこちら。iTunesでダウンロードできるバージョンは、Paul Hillier版。他のよりもテンポが遅く、より空間的で神秘度高し。非常に美しいです。Paul Hillier & Theatre of Voices - Arvo P?rt: De Profundis - The Beatitudes


CDはお得版めっけ。ペルトのCDはどれもジャケもミニマルでカッコイイのだが、これは誰かが寄せ集めた廉価ベスト版で、ジャケがダサイ。
Best Of Arvo Part
Arvo Pärt
B0001ZMBU6

ジャケにこだわるベスト盤はこちら↓一時期聴き倒してダメにした1枚。これに収録のThe Beatitudesが一番好みっす。(Choir of King's College, Cambridge/ Stephen Cleobury)
Arvo Pärt Sanctuary
Arvo Part Franz Welser-Möst Richard Studt
B000002SRI

もっと一気にドカンとペルトしちゃいたい人はこっち↓なんと本日発売。ワシもほしい!!!(いろいろダブるだろうが)
The Silence Of Being: The Music of Arvo Part
Part Pitts Tonus Peregrinus
B0013XZ35K


このブログ内のペルト記事: Alina / Arvo Part
Arvo Part Website
アルヴォ・ペルト
アルヴォ・ペルト - Wikipedia



このページのトップへ

交響的舞曲 Symphonic Dances/ラフマニノフ

Filed under 音楽



生意気なガキんちょ発見!ラフマニノフ大先生の「交響的舞曲@2台のピアノ」をヤっちゃってます。

まずは、旧ウエブサイトFrigid Heightsに掲載した日記を引用します。

2002年5月15日
今わたしがヨロコビで鼻水たらしながら聴いているのが、「交響的舞曲 Symphonic Dances Op.45」っちゅーやつで、ラフマニノフ67才のときの作品。彼が若干ハタチのときに作曲した「幻想的絵画」も大大好きだけど、この67歳のときの作品まで大好きという、これまたすごい幅でして(笑)わたしはどんな位置のラフマニノフも好きなんだろう。彼は1943年に69歳で亡くなっていて、これはラフマニノフの最後の大曲。もう体力は限界にきていて、コンサートのためのピアノの練習、作曲などで、夜には目が見えなくなっていたということですだ。

1曲目のノン・アレグロ「真昼」は3パートに別れていて、緊張感のあるハ短調からゆっくりした嬰ハ短調に変化していって、んで再び緊張感のあるテーマが登場、そして曲が終わるころには別のテーマが登場して“静”になっておる。たまんねえっす。 2曲目のアンダンテ・コン・モート「黄昏」は難しい 6/8拍子のワルツで(笑)「死の舞踏」のイメージで作られたらしい。なかなか不吉なカンジの曲...。3曲目のレント・アッサイ−アレグロ・ヴィヴァーチェ「深夜」は、1曲目と同じ3部構成になってて、両側の部分はヴェスパーみたいなロシアの正統風の音楽を引き継いだ香りがプンプンするっす。ものすごくカラフルな印象があるオーケストラver.も、2台のピアノver.もそれぞれ味わいがありますが、わたしが日々鼻水たらしてるほうはピアノver. の方です。


で、この曲、2台のピアノの為の曲(素敵なオーケストラバージョンは後に編曲された)は、先のYoutubeのコメント欄にも登場しているように、巨匠ホロヴィッツに弾かせようと作った曲というエピソード付きで、ラフマニノフ自身のピアノの超人的なテクとこの曲の持っている世界を思えば、とてもとても子供が扱うような曲ではない。ビデオの子たちのピアノ、確かに叩きまくりの感があり、ミスタッチも多々あり(あら探しじゃー)特に嬰ハ短調の狂おしいほどに切なく美しい部分に関しては全く心臓に刺さってくるものがなく、そこからテーマへ戻っていくときの見事なまでのトランジションもいつのまにか終っているカンジで、まだまだ未完成ではあるのだけど、それにしても、ここまでやってのけるとは見事としか言いようがないです。ああ、びっくりした。

この曲のオーケストラバージョン、いつだったか東京でデュトワ指揮のN響の定期公演に行ったっけ。ピアノにはない迫力で、パーカッションとかコントラバスとか、グラウンディング系の直接カラダに響くような音の印象が強かった記憶があります。そんときのブログが消えちゃったので、感想が残ってないのが残念。サン・サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番と抱き合わせ公演で、好きな楽曲二つでお得なコンサートでした。もう一曲はなんだったけ。ストラヴィンスキーのバレエ曲だったかも。ヒジョーに幸せな一時でした。

さて、交響的舞曲のお気に入りのCDです。どうやらワシの愛聴版はなくなってしまったらしい。でも、多分同じ演奏を納めたCDが一曲違いで入っているので、それも仕方ないな、と。「音の絵op.39」以外は全て同じ収録で、もの凄く残念なのが、めっっちゃくちゃカッコイイ「コレルリの主題による変奏曲」がナイことだ。たまらん抱き合わせだったのに、なぜアレを外す!?!コレルリのラ・フォリアの主題を使った変奏曲はカッコ良過ぎてこれだけで記事がひとつできてしまうので、ここではグっと堪えて触れないようにいたします。演奏はやっぱりアシュケナージ先生でして、2台のピアノのパートナーはプレヴィンさんです。御両者とも(指揮者でもあるわねえ)ラフマニノフは得意だし一貫して安心して聴いていられる必携版っす。

ラフマニノフ:2台のピアノのための作品全集
アシュケナージ(ウラディーミル) ラフマニノフ プレヴィン(アンドレ)

B0000CD7W4
ユニバーサル ミュージック クラシック 2003-10-22
売り上げランキング : 7939
おすすめ平均 star

Amazonで詳しく見る
by G-Tools





このページのトップへ

Meredith Monk(メレディス・モンク)

Filed under 音楽

ミニマル、反復、擬音語、声のアート・・・Meredith Monk(メレディス・モンク)

メレディス・モンクの詳細については、ECM研究会様の情報が好きなので、リンクして省略しちゃう。→ECM研究会: Meredith Monk前編Meredith Monk後編

歌手、作曲家、舞台・映像美術、ダンス、などなど、あらゆる芸術活動をしているメレディス・モンク。そんな多様な活動の全てで表現されてる一貫した道具は「声」だ。自然や動物の擬音やささやきや呻きなど、歌にも詩がなく、言葉のない声で語る現代音楽家。
美しくて瞑想的な音があったと思えば、耳を被いたくなるような金切り声もあり、まったく予想がつかない展開が面白い。(←クリックで視聴)かなりイってしまっているヤバイ系の歌曲の中に、キラリと光る宝石のうような美の輝きを発見するとワシはムショーに嬉しくなってしまうのであった。
CDはトーゼンのごとく、ECMレーベルから出ております!


Boat Song/Meredith Monk

Book of DaysBook of Days
同名映画のサントラ盤。実は残念ながら映像のほうは見たことがナイ・・・。中世&民族色つよし。モノトーンな音の中に広がって響き渡る透明な音たち。ワシの一番のお気に入り

Meredith Monk: Dolmen MusicDolmen Musicでは、Ashes and Snowのサントラに参加しているチェリストRobert Eenも参加してます!気付かないところで繋がってんのよね。


Turtle DreamsTurtle Dreams
反復でミニマルなピアノの2曲目が美しくてお気に入りっす。ディジュリドゥの登場はともかく、カシオトーンなんかも出てきちゃう。

フィリップ・グラス/メレディス・モンクフィリップ・グラス/メレディス・モンク
今とっても欲しい1枚。フィリップ・グラス先生とメレディス・モンクのDVD!!次のamazonのギフト券でゲットしちゃう!






このページのトップへ

Recent Entries


Recent Comments


About Yuka


Free TIbet
My Profile by iddy
SQ Life 木精占い
Prem Tinsulanonda International School

TAG