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一生モノの愛聴盤。途中で飽きるかもしれんが、シリーズ化しようと思っておる。(^^)
Brian EnoのAnother Green World。自分の音楽体験の中での、これが大きな大きな転機になった1枚だと思う。このアルバムまでのわたしは、ポピュラー系なクラシックを経て、BCRの爆発的人気に乗ってタータンチェックを着たミーハー一直線な少女でしたっす(笑)当時はBCRの音楽はほんとに好きだったが、なんといっても重要なのは「見かけ」!(って今思えば、たいしたルックスではなかった(笑)>BCR)その勢いで、ロックショウなどのミーハー系ロック雑誌を愛読し、そこで知った「japan」というバンドに惚れ込んだ。で、美しきデビッド・シルビアンが影響を受けたミュージシャンとして名前をあげていた一人に「Brian Eno」の名前があったのだな。好きな人のことは徹底的に調べにゃならん。(笑)当時はネットなどという便利なものがあったワケでもなく、自分なりにEnoについていろいろ調べ、そして初めて手にしたレコードが「アナザー・グリーン・ワールド」だったのね。中学3年生でした。(同時に「Robert Fripp」の名前もリストにあって、わたしがプログレへ傾倒するキッカケにもなったのであった)ワクワクしながら古いレコードプレイヤーの針を落としてみると、最初に鳴った音が「Sky Saw」だ(爆笑)わたしは驚いてぶっ飛んだ(笑)途中からは思いっきり不協和音の歌まで入ってくるし、うわ〜〜〜こりゃ聞いてられん!と、思わず針を元に戻してしまったわよ。(Sky Sawのスゴさはその後しばらくしてからわかったのであった。この曲はその後Music for FilmsのA Measured Roomになる)Sky Sawを聞いてみたい人はこちら。キャーキャーと叫べないロックスターを好きになったことがなかった15歳にとっては、当然といえば当然の反応....。中学生のわたしにはレコード一枚というのは大変な出費であるので、古レコード屋へ持っていく前に一度は最後まで聴かにゃならんと思い、もう一度かけてみた。恐怖の一曲目が終わると、アルバムは別の表情をみせはじめ、わたしはすっかり「Another Green World」の虜になったのであった。今思えば、Enoの環境音楽の始まりを予感させる、大きな転機の一枚だったんだよね。(コレの前まではバリバリのRoxy Music路線)数曲のヴォーカル(力の抜けた柔らかな暖かい歌声である)曲も含め、まるで万華鏡のような小作品たちが、夢見る少女(?!)の想像力をかき立て、空想の世界に誘うのに最高だった。そういえば、19歳で初めてアフリカ旅行をしたとき、カイロに向かう途中で一度降りたバーレーンで、このアルバムをウオークマンで聴いていた。ペルシャ湾に浮かぶ船の灯りや町の小さな灯たちがユラユラと揺れて、ちょうどその時にかかってた「The Big Ship」のゆったりと滑るようなフリップの音と、後半部でチラチラと忙しく鳴る音が抜群に風景と溶合ってたっけ。生まれて初めて、たった一人で外国にいて、ワクワクするような嬉しい孤独の中にいたという特別な環境が重なったこともあるけど、音楽を聴いていて涙が出てくるという瞬間はこういう時であるのよね。
映像はアレだけど、BigShipの音はこちらで楽しめます。↓
ところでこのアルバムは参加ミュージシャンもスゴイっす。まずはギターのRobert Fripp。キングクリムゾンでお馴染みのディストーションでず〜〜〜〜っと引っ張る音はSt.Elmo's Fireでピカ1!ベースのPercy Jonesの音は、ただのベース音ではない。「sky saw」ではまるで生き物のように、それから「over fire island」ではベースが1曲の全ての風景を作り出してしまうスゴさ。
その後の環境音楽では難解なものや、ちゃんと聴いてらんないものもたくさん出てくるのだが(まあ環境音楽は「流す」ものであってジックリと「聴く」もんじゃないけどね)、Another Green World はまだ聴きやすいね。新しい方向に動き出したEnoの第一作ともいえる貴重な名盤っす。
Brian EnoのCDには大好きなものがいっぱいあるけど、これが出会いということで「Another Green World」はわたしには特別な存在なのでしたー。
アナザー・グリーン・ワールド
もう一曲抜粋>Becalmed
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