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ラフマニノフ ある愛の調べ
ゴールデンウイークに始まったので、もうとっくに終っているかと思いきや、まだやってました。東京へ到着した当日の夜に速攻で見にいきました(^^)疲れ知らずで映画館へ走るとこなど、ワシのラフマニノフへの愛が感じ取れるでしょう。もしかして、パガニーニの変奏曲は未来にこの世に産まれてくるワシを予知して作曲されたものなのかもしれない。(幸せな妄想中)極寒のコロラドの山の中で、せっせとライラックを育て、開花を喜び、香りに恍惚としていたワシは、産まれてくる時代をうっかり間違えました。ちっ。妻だったのに。
ピアノ協奏曲2番といえば、ある切ない体験と重なってコロラドの秋の空気を思い出したものだが、この映画以来、庭で育てたライラックの香りの思い出にとって変わってしまいまして。てか、切ない思い出にシガミツイていたわけではなく、辛かった記憶が消え去らず、ピアノ協奏曲2番を聴く度にチクンと胸が痛むような、そんなカンジ?他愛ない事から、心にささった小さな棘がぽろりと落ちてしまうものである。まあ、もうとっくの昔に手放してよかったことではあるんだけどさ。 それにしても棘が落ちたことに気付いたとなれば、この映画の貢献度はデカイ。そうか!ラフマニノフはワシの棘のためにピアノ協奏曲2番を作曲したに違いない!(妄想加速中)
【写真】コロラドの家の庭のライラック。ああ、あの香りが懐かしい!
んで、内容といえばだな。予想通りの繊細でアートな男の苦悩と望郷、ハッキシ言ってキライなタイプのラブ・ストーリー。ただし、最後のとこで涙出ちゃいました(笑)これが普通の映画なら「けっ」な話ではあるけど、主人公がラフマニノフとなれば話は別で、問答無用、無条件、完全手放しで最高なのである。ラフマニノフだから繊細で苦悩なのもラブストーリーも美しい!ライラックの花がコンサート毎にラフマニノフの生涯を通じてずっと届けられていたことは事実だったんだねえ。ライラックは彼にとって祖国や思い出や恋や妻への愛や音楽へのインスピレーションなど、諸々が全て詰まった花であったと。益々邦題がナンセンスでアホっぽく見えますね。なんで原題に忠実な「ライラックの枝」というタイトルじゃダメだったんだろか。せめて「リラの花」とかさあ。
そんなわけで、以前映画公開前にトレイラーを出したこのブログ内の記事とダブりますが、ラフマニノフ自身が弾く「ライラック」をくっつけておきます。妻ナターシャと結婚した年に作曲されたそうです。くそう、本妻め。
オマケでこれもラフマニノフ自身が弾く古い録音。彼自身のピアノの音が残っているって嬉しいねえ。ピアノ協奏曲第2番の、ワシの棘をツツっと押していた第2楽章です。
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