Filed under Ashes and Snow
LAの友達まさよんから「すごいもんを見た。有香ちゃんは絶対これを見なきゃだめ。」というメールが届いたのは先月の半ばくらいのことだったか。紹介されたウエブサイトを見てみて、ほんっとに息が止まったんだよ。感動して、しばらく仕事が手につかず、ボーっとそのサイトを徹底的に彷徨いまくった。挙げ句の果てにはデスクトップ用のスライドショーや、スクリーンセーバーまで作ってもた(笑)春休みに行こうかなと考えていたところで、急に脱アメリカ引っ越しが決まったり、子供にめちゃくちゃお金がかかることが続いたり、とにかく金銭的に節約したい今日この頃であったので、とてもいけないと思ってた。そしたら、先日、マイミクのゆきのさん(アフリカの知り合い繋がり)が、SFからコレを見にサンタモニカまで行ったっちゅーじゃないですか(笑)そしたら急に目が覚めたっちゅーか、「あ、わたしやっぱり行かなきゃだめだ、これ」と思ったのであった。でももう展覧会終了数日前!!!(笑)ひえ〜〜と思いながら飛行機のマイルが溜まっていたことを思い出し、バイトと子供らの色々と、子供の父親の大学院の卒業式と、その数日の間をうまくぬって「10日午後出発11日お昼すぎ帰宅」というフライトが浮かび上がった!もう家族には誰にも相談せず、まさよんの都合だけを聞いて飛行機を予約した。日付けが11日になったところで決心、その日の午後にはサンタモニカに向かっていたわたしだった(笑)こんなバカげた急な話に最後までつきあってくれたまさよんは偉大だ〜。でもね、ほんとにしたいって思ったことは現実になるもんだ。きっといろんな力が後押しをしてたんだと思うよ。贅沢をいえば、1日たっぷりと時間をゆっくりかけて観覧したかった。ま、でも体験できただけで最高に幸せっす。
LAXに到着するとまさよんがもう迎えにきてくれてて、そのまま直行でサンタモニカの桟橋のところにある特設美術館へ向かった。あそこは3年前にコロラドからCA旅行に来たときも、まさよんと一緒に散歩したところだ。貨物電車のコンテナを10メートル以上の高さに積み上げ、リサイクル可能な素材で作られた(柱はパルプ)会場のThe Nomadic Museumは、日本人の建築家坂茂さん(Shigeru Ban)の設計。ものすごく混んでるって噂を聞いてたのだが、全く並ばずにチケットも買えて、スグに入れた。
「ASHES AND SNOW」 グレゴリー・コルバート(コルべ?どっち?)というカナダの写真家・フィルムメイカーの美術展。
入ったとたん、現実離れした会場の神秘的な演出に鳥肌っす。写真は大きな大きな(たたみ一畳ぶん)和紙にセピア色で印刷され、掛け軸のように吊るされて写真の下は石、わたしたちが歩くところは板。柔らかいライティングと心地よい音楽の中に浮かび上がって、これが単なる「写真展」じゃないっていうのが入った途端にわかるんだよね。神殿の参道さながらの通路を写真をみながら進むと、正面にはフィルムが流されていて、まさよんと一緒に一番前に入り込んで床に座り込んで鑑賞した。場所をかえてフィルムは3種(ひとつは長い!)そして3つめのフィルムを鑑賞した後は、また参道風になってて作品を楽しみながら出口に向かう。写真、映像フィルム、美術館の建物と空間、ライティング、音楽、全てがひとつになって「ashes and snow」なんだ、と感じた。ウエブサイトを見たときの衝撃なんてもんじゃない。
わたしみたいな語彙の少ないヤツは、今回の体験みたいなことを適当な軽い言葉で感想述べたりしちゃいけないような気がするっす。主役は人間と動物、それから共存。動物はみんな気品があってそりゃ気高く堂々としていて、優しさに溢れておる。で、なにより、動物たちはみんな覚醒してて、人間はみんな眠ってるんだよ。人間は動いていても踊ってても、目は閉じてる。この地球のあらゆる生命と未来への祈りが込められているようにも感じられました。わたしらの多くは眠ったまま人生を過ごしてるような感じだろうか。人類もいい加減目を醒まさんとね、ほんと。
動物たちはみんな野生だっちゅー話だけど、そんなわけねーだろう!というのが多くの人が抱く気持ちだろうなあ(笑)いや、わたしもそう思うぞ。でも、同時に、わたしはほんとに動物と対話できる人を二人ほど知っておる。うん、ドリトル先生みたいに(笑)いや、マヂで。だから、ヤラセだとは決して断言はできないと思う。クジラと泳ぎ、水中の象の牙の上に浮かぶグレゴリーさんもそんな一人なのかもしれないもんね。
パンフレットを買ったらオマケにサウンドトラックCDがついてきて大変ラッキーでした(^^)ほんで、中身を確認すると、おおおおおおおお、こりゃ音楽がイイわけだ!なんとMichael Brookが中心人物!! パキスタンのNusrat Fateh Ali Khanも!!すっげええええ。てか、このMichael BrookとNursrat Fateh Ali Khan先生のNight Songという超名盤共同作品があります。(Real Worldレーベルだし!) それから、神秘的な歌声で会場の雰囲気を盛り上げているアーティストはLisa Gerrardで、こりゃ映画グラディエーターのサウンドトラックの名曲“Now We Are Free”なんかを手掛けている人であった。
ASHES AND SNOWはとんでもない芸術作品であった。。はあ、ため息。 ほんで、まさよんと遊べてラッキーでした!すてきな家庭にお泊まりできてうれしかった♪美味しいご飯もありがとう!最後に食いながら瞑想状態にはいってしまいそうな天国の味のシュークリームも。ほんとにまさよんってヤってくれるよな(笑) みなさん、まさよんはスーパーウーマンです。サイトみてみてください(^^)写真は特に必見。ヨガの世界的なカリスマ先生のダチ。昔テレビで踊ってたことあり(^^)http://www.masayo.cc/
追記:水中の映像を撮影したのは日本人の中村宏治氏。DVDやパンフレットのクレジットでは「Nakemra」になってて笑った(笑)すごいなあ、建築も水中撮影も日本人だ。なんだか誇らしい(^^)
(写真は一番上の外から建物を撮影したもの以外は、全てAshes and Snowウエブサイトからの拝借品です。)
Ashes And Snow: March 5-June 6, 2005, The Nomadic Museum, Pier 54, New York City / Gregory Colbert
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